ヴェネツイア展@江戸東京博物館
常に時間と電車賃の効率の良さを追求しているからか、うまい具合に出先で行きたいところが見つかります。
今日は両国でヴェネツイア展。
この、ふたりの貴婦人が見たかったのです。
動機は不純、ギャラリーフェイクというマンガでこの絵の事が出てきていたから。
この絵は家具の扉用の板絵で、この上にもう1枚ラグーナでの狩猟というのがあって元々は1枚の絵だった、左側にももう1枚あったはずだが発見されていない、という話があるのですが、マンガでは左の絵が見つかったという設定です。おもしろいです。
展示物ではどっちかというと絵よりもガラスや装飾品などのほうが興味深かったです。
貴族の衣装の豪華なこと!
細かい刺繍がされていて、立派な作り。男女ともに小柄だったようで小さいです。
婦人のバッグも形がおしゃれ。都会的です。大きさは小さくて、まあ、貴族の方はお財布なんか持たないだろうからせいぜいハンカチや気付け薬くらいでしょうね。入れるのは。
靴なんて、数年前にはやった厚底ブーツ真っ青の高さです。高下駄サンダルみたいなのも。歩かないからいいのか。馬車だもんね。
ベネチアングラスはステキでしたよ。
フィグリーというダイヤで描いた線描が細かい。アイスグラスもモダンな感じ。色ガラスは青が多くて、以前に体験ガラス吹きしたときも青いガラスを使ったから、扱いが易しいのかな、等と思ったり・・・シャンデリアはいろんな色でゴージャスでした。
天球儀や地球儀もあって、星座の絵がやっぱりロマンチックに見えました♪
でっかいノッカーはどこもってノックするんですか?ってききたくなるくらい豪華、重そう。これは貴族のお屋敷でないと、ドアがノッカーに負けます。
ベネチアは海運業が盛んだったから、エキゾチックなもの、コーヒーポットなんかもあって暮らしが偲ばれました。
相変わらず阿呆な感想を思いながら楽しんだのでした。
館内にはおおとり神社からの大熊手!でかい。
来館者が増えますように。
ベニスに死す、これもいいです。