人も動物も生きとしいけるものすべてに祈りを。@回向院

去年は受けられませんでしたので、今年は絶対!!と、朝一で子宮がん検診に行きました。
問診を受けて、内診台へ。何度乗っても慣れません。こんなにこわかったっけ?
検診で緊張してしまうひとの気持ちがちょっとわかった……
冷たいしなんか痛いし。
エコーは痛くないけど、右卵巣嚢腫があるからしばらくしたら精密検査した方がいいと……
年明けに検査かなー。心配の種は早めに摘みませう。


がん検診からお仕事の合間に、ちょっと寄り道。
両国駅降りて南に約3分、回向院の入り口があります。
来年春に、善光寺のご開帳が行われるようです。本来7年に一回、こちらから伺うのが、仏様から来てくださるなんてなんて有難いことでしょう。

ここは、明暦の大火で亡くなったかたを無縁仏として供養することから始まったようです。安政の大地震や、関東大震災の被害者も。
すべて命あるものを供養してるんですって。


お庭には、動物供養の碑がたくさんあり、
愛猫に向けてのメッセージが供えられてたりします。


猫好きは必見です、猫塚。

猫を可愛がっていた魚屋が病気で商売ができなくなった時、猫がどこからか2両をもってきて生活を助けた。ある日猫が帰ってこなくなり、探してみると、盗みに入った店で殺されていたことがわかった。魚屋がことの次第を話すと、店の主人も猫の忠義に感銘を受け回向院に葬った、という逸話です。
小判もありまし。

お外に、馬頭観音様がおられます。お口をキュッと結んだ意思の強そうなお顔。

江戸の頃は疱瘡除けの御利益だったようですが、今は広く病気平癒祈願にいいようです。もちろん、たくさんお願いしましたわ。
周りには愛されていた四つ脚の家族たちの納骨堂があります。たくさん写真や名前をみると、幸せだったのね、と思います。
中には、悲しい思いをしながら旅立つ子もいます。そんな子達も、虹の向こうでは安らかでありますように。


御本尊は阿弥陀如来様。
静かなお顔です。
周りの壁には雲中供養菩薩様が飛んでます。
阿弥陀如来様の後ろには千体の仏様、ここは極楽なんですね。


お庭には他にも、塩地蔵様、供養塔などありまして、義賊鼠小僧次郎吉の墓もあります。
捕まらなかったから縁起がいいとして、受験生にも人気とか。お墓の前の石、削ってお守りにすると金運が良くなると!!!お参り用の小銭入れに削った石(粉?)をいれて、お賽銭もパワーアップです!!

相当削られてます。


そして
両国といえば相撲。
勧進相撲は回向院。時代小説にはよく出てきます。
力塚、歴代年寄の供養や、現役力士が力がつくように祈願する場所だそうです。

こっちは道路にある手形。どなたでしょうか〜

のんびりお参りしてちょうど良くお仕事に向かう時間です。さ、今日も頑張るか。