東京文化財ウィーク@府中 


この時期、特別に拝見できる仏様がいます。
今日!だけ!見られるというので、市の広報片手に出かけてみました。

まず 府中本町駅近くの善明寺

鉄造 阿弥陀如来座像 (重文)

この像は、1253年に制作。日本の鉄仏では最大。ほう。
最初は武藏国分寺の西方の鉄谷に有り、その後大國魂神社に安置され、さらに明治の神仏分離で善明寺に移されたそうです。
お忙しかったのね・・・
お顔が四角い感じ。肉けいが低いから?

お庭も堪能して

次は白糸台の上染屋不動堂へ。

こちらには、新田義貞が高崎から持ってきちゃった(らしい)阿弥陀如来様がいます。
銅造 阿弥陀如来立像 (重文)


1333年の分倍河原の戦いの時に、府中の椿森神社に安置して戦いに勝った、という縁起のいい仏様みたいです。
その後は上染屋村のお寺にいらしたのが、廃寺になって一度は行方不明になったのに、徳川家達公の夢枕にたって、染谷に帰りたい・・・と訴えて無事お帰りになったと。
口元が締まって見えます。目はあんまりきつくないかな。古いのにキレイです。
晴れていたのでレプリカじゃなくて本物が見られて良かったです。雨だったらお外のお堂には出せないのかしら。

不動堂なので、ご本尊は不動明王様です。
愛嬌があるカワイイ方に見えます。

まだ時代とかは見わけられないなあ。飛鳥時代のくらい特徴がはっきりしているとわかるけれど・・・
まだまだ勉強が必要ですナ。