櫛田神社@福岡 

夫の出張に合わせて福岡へ。なんたって旅代が半分で済む・・・節約節約。

で、夫は一日仕事なので、一人でてくてく歩いテ櫛田神社東長寺。そして鴻盧(ホントはこれににくづきがつく字)館・・

荷物をホテルに預けて早速GO!
地下鉄の駅に着いた頃から、ぽつぽつきた・・・身軽になってからでラッキー。

まずは東長寺
空海が唐での修行を終え帰国して、博多に来たときに建立したそうです。大師創建では日本で最古。

まず福岡大仏です。でかい。
きれいです。まだ新しいからぴかぴか。お写真はNGデス。

ご本尊は千手観音様。どっしりした感じ。
またまたラッキーなことに、五重塔の内部を公開!時間まで銀行行ったり用事済ませてイザ!

ご住職が読経して、恭しく開扉されます。
中には、大日如来様の絵。金剛界胎蔵界、裏表に描かれています。周りには四季の花。
螺鈿や金箔が惜しみなく使われていて豪華豪華。

今年落成したばかり、皆が乗り出して見るので、お寺さん側は当たったりしないかはらはらしていたです。

次には櫛田神社

こちらも古い。天照大神の奉祀については忠実に記す由もないとパンフレットにあります。いまの社殿は太閤秀吉の建立寄進だそうです。それだって十分歴史的。

社殿には風神雷神

狛さんも。

霊泉ではがっつり祈願しましたとも。

一口目は自分の、二口目には家族の、三口目には親類縁者の不老長寿を願います。お友達のもシッカリ!
海が近いせいか、しょっぴりしょっぱいです。


祇園山笠の飾りも境内にあります。

このお祭りは、博多で流行病がはやったときに円爾弁円が櫛田神社で祈祷して、施餓鬼棚にのって町中に聖水をふりまき疫病を治めた、という故事に因んで始まったと、放送大学のテキストにあります。フィナーレの追山はここからだそうです。
さすが古代貿易港。最先端の町だったのねえ。

境内では、博多おくんちがひらかれて、私もサツマイモもらっちゃいました。
おくんちは”お供日”とも表されます。収穫祭です。
お芋はパウンドケーキに混ぜ込んで、会社で縁起物として振る舞いました。

干支恵方盤。

内側に東西南北、外側に十二支を描いて、恵方を指すようになってるんですって。大晦日に矢印を回して新しい年の恵方にするそう。

日々の糧に感謝しましょう御朱印いただいている間に、梅昆布茶を振る舞ってくださいました。ウマイ。

裏の方には稲荷様も。狛さんたちも。なんかにこやかな気がします。気がいいからごきげん?


博多べい(塀)

あまたの戦火で焦土となった町、太閤秀吉が町の再興をしたときに、復興悲願でかわらけを練り込んだんでっすって。
歴史の重みを感じます。


近くのふるさと館で機織り体験、お茶をうまうま。紅芋のお菓子オイシイ!

これは境内で買ったおやつ。


お昼に明太子を味わって、午後は鴻盧館跡

放送大学の古代史の講義に出てきましたよ。
現在発掘調査中、かなり大きい建物だったみたいです。展示館のあるとこは南館のほんの端っこ。奈良時代後期の場所です。高台だから海がよく見えたことでしょう。想像図では、まさに海辺の迎賓館という風情でしょうか。
復元した部分が出ていましたが、立派です。でも、格子窓から中が見えて、風がふいたら寒そうだな・・・とか、長旅終えてゆっくりできるなら防寒は工夫次第かしら・・・などと、想像たくましくしてました。
トイレもあって、トイレットペーパー代わりの木片も出土してます。本来学術的なことを考えるべきなんですが、最初に浮かんだのは、とげ刺さったりしないかしら?痛くないかしら?
アホです。

福岡城をのろのろ歩いて夕飯の買い出し。

屋台はなー、飲まないし・・
よっしゃ、まず温泉へゴー!天神湯の華で疲れを取って、お部屋でお寿司や土地のものをいただいて、はー、満足。