春の女神

hechoparsha2008-04-13


昨日今日とギフチョウを見に行ってきた。
行き先は、新潟県村上市近辺。

夫は蝶が好きだ。蝶歴30年位。
特にギフチョウ遠征は、毎年我が家での春の行事として確固たる地位を築いている。

昨日、朝3時過ぎに自宅を出発した。
(私は前日から夫を早くに寝かし、自分は寝ずに雑用をすまして出発後に車中で寝るのが専門。)
関越高坂SAで友人Tと合流し、一路村上に向かう。


しかし。

天気の文句を言うのは日本人とイギリス人だけと聞くが、それを抜きにしたって不平の一つも言いたくなるほど寒い。
最高気温9度と聞こえた気がする。これは錯覚ではないと思う。フリースを着てもまだ寒かった。冬じゃん。
現地へついて観察するも生物の気配がない。

早々にあきらめて、胎内の昆虫の家にいく。
どうあってもムシからは離れられないらしい。もう・・・・。
ここは世界の昆虫が展示してあり、素人目にも美しいと言える蝶があっておもしろかった。
他のタガメやらナナフシやらその他昆虫と、ムシじゃないけど蜘蛛やらは見えないことにした。

モルフォチョウの展示場所は、壁全体がメタリックブルーに見えるほど華やかできれいだった。


天気予報に期待しつつ、瀬波温泉泊。


今日の午前中は素晴らしい天気だった。あったかい。
8時半には目的地(ただの道ばた)に着き、8時40分にはギフチョウを発見!
その後、何頭も目にするが、飛んでいる位置が高くて手が届かず、長竿を出して捕獲を試みるも竿をもてあまして意味をなさなかった。
それでも樹上で日光浴をして動かないのをネットイン!
他に体が温まって吸蜜場を探しているであろう処をとらえたりして、完品を見ることができた。オスばかり。
その後、10時頃に場所を変えて、公園らしきところに行く。
するとそこでは、へたへたと地を這うように飛んでいる。
傾斜地を登りながら、素人の私でも簡単にネットに入れることができた。
上からかぶせればいいんだから技術はいらない。
入ったら、大声で誰かを呼ぶ。
すると彼らは蝶を気絶させて?状態を見る。
ぼろは全部リリース。
結局、30分程でで五つくらいずつ確保して、後は写真撮影にいそしんだ。
    
短いけれど充実した時間だった。


残念なことに、蝶を追いかけている最中に左ふくらはぎがびきっといって、激痛が走った
その後は歩くのに大変難儀し、うまそうなものを見てもすっと調査にいけず、日頃の運動不足を心から呪ったのだった。