短い言葉に真理 ……白隠展


白隠展を見てきました。
以前、府中市美術館で見たユーモラスな絵が記憶にあったし、仏様の世界にも興味があって。

白隠臨済宗中興の祖といわれる名僧で、絵で教えを広める活動をしていたそうです。
子供の時、母とお寺に行って地獄絵図の説法を聞いて心底恐ろしく思い、出家したいという気持ちが湧いた、とあります。


絵は、達磨大師がまず有名です。

この賛の部分、
「直指人心、見性成仏」
意味は
「自分の心にこそ仏が宿り、それを自覚することで仏になる」
自分の中にある単なる感情ではない、真の人間性をみつめて自分の心と向き合わないと、できません。
普段、まあいいかで流したり嘘ついたり自分をごまかしていることが多くて、こういうのをみるとずうんと叱られてるみたいです……

どれも目がギョロッとして私と目は合わないけど、力強さ満載です。


あとは於福。
布袋さんがふうっとたっぷり吹き出しています。
寿だらけで幸せになりそうですよ。
人々のしあわせを願ったのかしら。

すたすた坊主は可愛いです。

字で観音様を書いてるのもありましたが、これは読めないよ!ってただのごちゃごちゃに見えるの……南とか自とかはわかるんだけど、無はね……


いがぐりの賛も良かったんだけど忘れちゃった……

メモしないと頭からすぐ消えて行きます。
ちょっと生き方も考えてしまった、まあそれ以上にただ楽しみました。