夢と現実のはざま@ルドン展


ルドン。
子供の頃、百科事典の音楽・美術の巻を眺めるのが好きだった。
その中の、色は綺麗なのに大きな目をした怪物が描かれた絵に惹かれた。
ルドンのキュプロクス。これは部分ですが。

今回も<眼>が印象的だった。
眼球。大きな目。閉じた目。
心の奥底にあるものをみようとしているみたいでちょっとこわい。
でも、みてみたい。

暗くてぞくっとするような絵が多い中で、師クラヴォーに捧げた版画集の、日の光という絵は窓から見える木がちょっと明るい感じになってて、自死を選んだ友に対して、あちらでは苦しまないでいて欲しいというか、救われて欲しいというか、そんな気持ちがあったんじゃないかと思った。


クモがカワイイ。愛嬌タップリ、これが出てきたら仲良くしたい。

グランブーケは綺麗だけれど、大きな壁一面のこれを見ながら毎日ご飯食べたら疲れそうだなあとも思う。こういうのはやはり、天井が高くて広いダイニングでないと。

丸の内に素敵な建物。美術館です。