ちょっと散歩のつもりが

千鳥ヶ淵までになった。遠いじゃないか。
九段下の駅を降りてお堀の周りをぼーっと歩く。あったかい。 
桜は2分か三分くらい咲いていた。蕾は薄いピンクに色づいていて今にも咲きそうなほど。満開は週末あたりかな。途中の雨で散らないといいな。
ネコさんもベンチであったかくなっていた。
今日は某大学の卒業式だったようで、華やかな袴姿の女性が大勢。みな晴れやかな笑顔で、オーラ?までが桜色。若いとそれだけできれい、と中年おばさんは思う。


近くの山種美術館で<桜さくらサクラ>展をやっているので見に行く。
桜はいい。豪華ではかなくて妖しくて・・・いくつも表情がある。
自分の好みは夜桜の絵だろうか。月と一緒に幻想的に浮かび上がる桜が美しい。速水御舟の春の宵、稗田一穂の惜春、いい。
千鳥ヶ淵の絵も吉野の絵もきれい。
またまたぼーーっと眺めてきた。


靖国神社には観光バスがびっしり。
お参りして、遊就館にはいった。が、一階の砲弾傷が痛々しい大砲やお土産の鉢巻や年金手帳入れを見て、胸がつまってそれ以上中へ入れなかった。次は誰かと一緒に来よう・・・
能楽堂前の桜。
おみくじは吉だった。こころの中の悪を取り除けばしあわせになるらしい。全部取り除いたら、心がなくなっちゃいそうだ・・・反省。