異邦人?

hechoparsha2008-01-28

西国分寺で絶対におすすめの店がある。南口徒歩1分の鳥芳。
肉は毎日仕入れで炭火焼き、野菜メニューもあってヘルシーで、いつも満席。
夏場は店の外に急ごしらえの席が出来、夕涼みがてら、店内への順番待ちながら串を味わうことも出来る。
しかしながら超人気なので、入れないこともしばしば。

そしたら、北口に立ち飲みの支店が出来ている!
うれしくなってつい出かけた帰りに寄ってしまった、一人で。
店内は清潔だし、女一人だって何も怖いことはない。
そのはずなのに、なにやら店内、空気が張りつめているような・・?周りはおじさんたちばかり。
え、場違いだった?
しばしの間、メールを打ったりして、串が焼けるのを待った。
ビールが来て、お通しのキャベツと辛味噌が来て、ぐっぐっぐとビールを飲み、辛味噌をなめ、ふぃーっと一呼吸。
味噌はニンニクのうまみがぎっしりなので、女子としてはにほひにも気を遣いつつ、あくまで鼻でふぃーっと。
ああ、うまい。  
この味噌、ほかほかご飯にも合いそうだ。
最初はレバ。ほどよくレアで。それからハツ。歯ごたえがいい。さらに、シロ、タン、なんこつ。どれも炭火のいい匂いがする。ここまでがお得なセット。
最初はここで打ち止め、と思ったのがいつの間にかプレミアムビールが目の前に。段々いい気持ちになってきた。

最初の硬い空気はもうこなれていた。

このころにはお客さんの観察もし始めていた私。一人で来る人、二人で来る人。たまたまなのか、焼酎を飲んでいる人が多かった。壁にはキープボトルがぎっしり。
そして、まず煮込みちょうだいというのだ。マナーなのか?いや多分寒いから。みなコートは着たままである。
私はさらにアスパラベーコンとつくねを頼んだ。地酒も。今月は新潟の清泉があったので、それを選ぶ。
焼き場では炭の加減を調整する音がする。きぃんきんと澄んだ備長炭の音。いい。
焼き方は料理の食べ進み具合を見て、順番に出してくれる。酒は素直な味でするすると喉を降りていく。
皿が空になり、最後の一口を飲み干して、今日はおしまい。次はふわふわの特製つくねを食べよう。もちろん、煮込みも。

その店の名前は芳一。西国分寺駅北口すぐ、タクシー乗り場の向こう側。