また、会おう。

先月、いろんなことがあった。
片道2時間の新しい職場になったり。
参加してるボランティアで仲間に人格否定されたり。
コンクールで賞とったり。(またいずれ。)


そんな中、大事なうちの子が、虹の橋のたもとに旅立ちました。
ちび。14歳。


石垣島から帰ってきたら、いつも玄関でにゃーにゃーいうちびが来ない。
?拗ねてる?
しばらくして探してみると、テレビの裏に入り込んで出てきたがらない……
抱っこすると、軽い!あれ?
夫に聞いても、しばらくぶりだからじゃない?と軽い返答で、しっくりこないなりに様子見てた。
翌日、朝一で歯医者に行って帰ると、吐いてる。
おかしい、絶対。
即、受診すると、一目見て入院でしょうと言われ、そのまま入院。

仕事場が遠くて面会時間までに帰ってこられなくて、2日は電話問合せで我慢したんだけど、我慢できなくて先生に頼み込んで面会。それでも診療が終わるまで1時間待った。

会ったら、ちび、息苦しそう………はあはあしてる……
腎臓が悪くて数値が悪いから、と言われ、でも、酸素くらいやっても?と出しゃばらないように匂わせたんだけど、翌日もされてなくて、酸素吸入お願いした……

尿管の閉塞なので、オペが必要、でも最先端の医療なので、できる先生が少ない、候補はあげてくれたんだけど、これから打診する……名古屋の先生が一番上手です。と言われ、悩みました。最初の話では板橋でできそうという話だったので、行くつもりになったら、結局ダメで、また名古屋一辺倒。決断できなくて、セカンドオピニオンをもらおうと思い転院しました。
そこでは、その場合、オペは具合が悪くなって2〜3日以内にすることが望ましいので、遅くなてしまった、ちびの心臓は肥大型心筋症で、胸水がたまってて、オペは無理、というお話でした。

とにかく心臓と腎臓のバランスとってジリジリ回復に向けましょう、と頑張りました。
ちびも、先生たちも、かーさんもとーさんも。
毎日職場から大急ぎで帰って7時半から8時半までそばにいて。
見てるだけ、撫でるだけ。それしかできない。

心臓のお薬を変えて、ちょっと楽になったように見えたその日、自力でお水飲んでご飯を食べました。よし!がんばれ!!

その晩、急変。
誤嚥したのか、呼吸が1分間に100を超えて、ステロイド使って少し落ち着いて、
でも。

神さまが連れて行っちゃった。
ちび、えらいねー、神さまそういう子大好きだよ〜って。

夜中、3時20分頃です。
ふっと目が覚めて、時間見て、その直後にケータイが鳴った。

先生から。
眠るようでした。静かな顔です。

ああ。
涙が出て、でも信じられない部分も。2%くらいは冷静で。

お迎えは診療時間内しか駄目なので、会社帰りにお迎えに行きました。

勤務中はやはりぼんやりしてミス連発。
顔を見たいけど怖かった。

ごめんね、ちび。
もっと早く病気を見つけてあげればよかった。
ごめんね。かーさんが悪いよ。
頑張ってくれてありがとうね。

お花を買って、迎えに行くと、綺麗な箱に、綺麗にブラッシングしてベビーパウダーをふってすべすべ綺麗になったちびがいました。
手には黄色いカーネーションを持たせてもらっていました。
あー、きれい。
ちび、かわいい。お花が似合う。
よかった。みんなに大事にしてもらってよかった。
一人じゃなかったね。
みんないたね。

病院の先生や看護婦さんの心使いが嬉しかった。
いっぱい泣いて、なでなでした。

お家に帰ってから、ちび祭りをした。
お通夜と精進落としみたいなやつ。
飲んで食べてちびが帰ってきてよかったよかったした。

翌日は会社帰りに、ちびを送る準備。
お花いっぱい、ちびの好きなご飯を山盛り、エノコログサや麦。
箱の中にはとーさんとかーさんの匂いがいっぱい付いたシャツを入れ、寂しくないように。

次の日にお寺でお見送りなので悔いのないように…

お寺ではたくさんのワンニャンが送られていました。
待合室は常にいっぱい。
手続きして、お経をあげてもらいながら、
ああ、ああ、ああ!
手をぎゅうっとして、体もぎゅうっとなって、またいっぱい泣いて。
ああ、行っちゃった……
行っちゃった。

ちび。
おうち帰ろう。

一時間くらいしてお骨上げ、綺麗に残りました。
手で一個ずつ壺に入れてあげて、とーさんの入れ方がちょっと雑なのは見のがしてあげて、ちっちゃくなってお家に帰りました。

今はうにゃと一緒にいます。

日常でふとした時、ちびがいないことに気づいて寂しくなります。
網戸の鍵を閉めなくても脱走する奴はいない、布団やソファにしっこテロ防御しなくていい、ちびしっこ用ペットシーツのゴミが減った………
私たちの日常にどれだけちびの存在が大きかったか。しみじみ思います。
悲しくなったらいっぱい悲しみます。
悲しみは、過去を水に流すのに必要。
しっかり悲しめばだんだんと消化していって、残るのは楽しかった愛しい気持ち。

ちび、ウチの子でいてくれてありがとうね。
むこうでまた会おうね。