大地、海、空。@メトロポリタン美術館展in上野


今日はお休み、比較的空いてる金曜午後を狙いました。夫と行くつもりが、残念。

自然を描いたもの、何というか、懐かしいような、知っている空気感の絵がいくつもありました。

ルノワールは色が綺麗で、長く見ていても疲れないのです。
ケンセットの海上の日没は、そのすぐそばで一緒に日の入りを見ているようでした。
ブルトンってミレーにすごく感じが似てる。と思ったら、お手本にしてたんですか、似てるはず。

チラシの写真だと雰囲気は出ないデスね……

ルソーの木はワラビ!?に見えてしまったです。緑はとっても綺麗ですが、ニョロ感が……


杉本博司の写真は詩の世界みたい。吸い込まれそうな不思議な感覚。
グレイの海はキレイ…ここ、行きたい。

などと好きなように感じてます。

ホーマーの月光、灯台の光だそうですが、遠くから見ても目に入って、導かれる感じで絵の前に進みました。これ好きだわ。↓


ターナーは水!!って感じのベネチアです。湿度が匂い立つみたい。

動物もいい味出してます。

一番はネコ。

カバンにくっつけてるの、この子。ふふ。↑

上下エジプトの王冠かぶったホルスも大好き、かわいい。ホルス好き♪

ローマ時代の豹のぞう、脚をガバッと開けてすんごい格好です。

一番人気はポンポンのシロクマでしょう。
足が大きくて顔は小さめ。笑ってるみたいでかわいいです。グッズもたくさんです♪


植物の工芸品はなんか日本の雰囲気が漂ってました。
桜の花の花器は、花は桜っぽい感じはしないとおもったけど、雰囲気は桜。色合いとか好みです。
衣装戸棚は日本デザインの原理を使用と書いてあったけど、桃の花の絵は外国なのにまるで日本の何処かにあるような親近感を感じました。

ティファニーの花器、ランプみたいに光ってるけど、光源は中にはないんですって!!シンプルで好きです。

海のコーナーでは、すんごい皿が!!
飾り物なのでしょうけど、トカゲやらヘビやカエルやら魚やらがたくさんくっついてて、これに食べ物乗っててもたべられない………と思うほどでした。それほど出来がいいってことなんでしょうね……ちょっとコワイ……

カエルのモチーフの盆、にはですね、どう見ても蚊に見える虫が大量に描かれてる……蚊だと思うんだけど。まあ虫です。ワンワン飛ぶ。払いのけたい系。なぜ?

目玉のゴッホはじいいいいいいっと見ました。糸杉。
入院中らしいけど、エネルギーいっぱいに思えるなあ。
歩きはじめ、ミレーに拠る、という作品は割と色も優しくタッチも柔らかいですが、こっちはわっしわっし描いてるように思える。木から何かが湧いてるように生きてる感がしました。私、こんなパワーないかも。すごい。

すいていたのでゆっくりできました。好きなように気に入りのものを見て、おしゃれな空間で憩えていい時間でした。金曜夜、狙い目。

帰りに連れて帰ったのはこの子です。地下一階のミュージアムショップから♪

オンラインギャラリーはこちら、1/4まで。
http://met2012.jp/onlinegallery/