今年最後のお写経


都心に用事があったので、一緒にお写経に行ってきました。


薬師如来様にお願いがたくさんあります。
今日は十二誓願、八巻九巻目です。二巻を一度に納経しました。

11月に来られなかったから、というのが大きな理由なんだけれど、もう一つ気になるのが、第八願の「来世で女の百悪(!)のために悩み、女性のままでなく男性になる(丈夫の相を得る)のを望む女性を救う」というところ。
他は煩悩の浄化、苦しみを取り除くや衣類を施すとかなのに、ここだけ女性差別丸出し!!


薬師瑠璃光如来本願功徳経は玄奘が訳したと言われているようです、ということは600年代にはもうこういう思想があったということ。日本での女性罪業観が広まったのは平安後期の頃だそうです。飛鳥〜奈良時代は女性の活躍が大きかったのであまり女性差別は言われておらず、家父長制が形成された平安後期から女性の地位が下がってきたらしいです。(女性罪業観については大学の授業で習ったのです。)


こんな罪深い女性でも救ってくださいますよ、という女性を取り込む手段だったのか?
失礼しちゃう…


変成男子じゃなくたって救われたい。
第八願だけだとなんかモヤモヤ……
で、納得してないので勝手なお願いなのですが、勉強中ですんで今はご勘弁くださいってことで、でもやっっぱり願意部分は叶えて欲しいから、第九願の「一切の精神的苦痛や煩悩を浄化してください!」も願ってきました。


文字は安定しませんが心を込めて。
ただただ、願いが届きますように。