松山日記その1(長いです。)

大分遅くなってしまったけれど、松山旅行の記録を少しずつアップしていきたいと思います。
写真が大分おじゃんになってしまったのが残ねーーん。


<第一日目(6/5)>

昼過ぎの飛行機で羽田を発つ。
チェックインの時に後ろか前しか開いていなかったから、前と指定した。
そうしたら、なんとアッパークラスの席だった。

座席がフルフラットになる!座ったままでは網の雑誌が取れない!
初めてなので嬉しくて、子供のようにあれこれ試してしまった。

客室乗務員に叱られた。



二時頃空港について、荷物を置きにホテルに行ったらもう手続きができたので、部屋で一休みしてから街へ出る。

路面電車がとことこと走っていて人もゆっくり動いているように見える。
松山市駅から久米まで伊予鉄に乗る。一時間に4本しか走っていなくて、十分以上待った。ラッシュ時の本数もあんまり大差ない。
来た電車は二両編成、乗客も多くない。ぼんやり外を眺めて11分で久米駅。

ここから浄土寺繁多寺にお参りして、温泉でも浴びて帰るつもりだった。片道二キロならゆっくり歩けるとお気楽だった。
八幡神社にお参りして、さてお寺へ。

しかし、ろくに準備もしていなかったから、神社の横の浄土寺を見落とし、気づいたときにはもう繁多寺への道の途中だった。
不安に思いながら住宅街の中をひたすら歩き、時折見る<へんろ道>の矢印を見つけるたび、ほっとしながら進んだ。
この日はかんかん照り、夏日。帽子も日傘も持たずに来た自分を心底恨めしく思った。お遍路装束の笠は重要なものだ。

ホントに二キロ!?マップ○、間違ってない!?と考えつつ、やっとの思いで繁多寺につくと、観光バスがいて、大勢のお遍路さんがいらした。
途中には全く見かけなかったのに、たくさんの白装束。汗だくで息の上がりまくっていた私は、ちょっと浮いていたかもしれない。
納経所では山のような納経帳と白衣、お軸をお寺の方二人でかいていらした。

声をかける隙を見つけられず、しばらくボーーーーっと立っていた。
途中で、おばあさんが出ていらしたのをきっかけに、全く初めてなのですが、ここで納経帳はいただけますか?と尋ねたら、一種類しかありませんがいいですか、と出してくれた。
全くふつーの服装で輪袈裟もかけず、失礼なヤツと思われてしまったかもしれない。
でも心は清らかにお参りしています。


無事、お参りを済ませて、さて次は浄土寺を探さねば!と、今まで来た道のりを思うと少し気が滅入ったが、道がわかっているとはなんと素晴らしいことか!あっという間に戻ってきてしまった。それから、150メートルはまたのろのろだった。行ったり来たりしてようやくついたそこは、果たして神社からすぐそこだった。
五時を回っていたけれど、快く納経させてくださった。
どろどろになった私の顔を見て、歩いていらしたんですか、とおっしゃった。
同情してくださったのかもしれない。


さて、温泉はいってご飯食べて帰ろう!
温泉は駅から3分、すぐそこじゃ!わくわく。
ところが。
二度あることは三度ある。全くその通り温泉までもひたすら歩いた。途中、猫もかまった。


もう、いい加減ぐったりしていたのに、強欲な私は岩盤浴までしてしまった。
15分入って、5分休むを2、3回繰り返してくださいと書いてある。
間にたっぷり三玉水を飲むようにとも。温泉から作った水とか。
入る前まではまあ2回でいいや、と気楽だったのに、ここでもまた欲が勝ち、しっかり3回はいった。
それも、別に短くったっていいのに、砂時計が三回計り終えるまで、じりじりしながら。途中でやめればいいのに、どうしても我慢して入ってしまう。
最後の5分っと思った瞬間からもじもじしてしまうのは何故なんだろう。


帰り、駅までは確かに3分の距離だった。


7時台も4本の電車を待ちながら、夕飯は何にしようかなと、マップルを見る。
地場産の魚かな?結局、夫が後で行きたがりそうなところは避けて、イタリアンにする。
MARUBUNダイニングキッチン

またしても!ここでも!迷う。繁華街でも道が暗くてちょっと怖い。地図だと駅からせいぜい500メートルくらいに見えるのに。結局20分くらいうろうろし、店を見つけたとき、浮かんだ言葉は<ビール〜!!>だった。
アンディーヴのマリネ(竹の子の穂先みたいな食感)と、ニンニク風味の真イカとズッキーニのパスタを食べて、おいしく満腹し、元気回復。

帰りはやっぱり、あっさりホテルに帰り着いた。(続く)