ウルビノのヴィーナスと薬師寺展

13日午後、会期終了間近でやっと見に行く。

上野駅で券を購入、隣のブースで”新井薬師!!!”と繰り返すおじさんあり。本人含め皆で笑う。


まず、<ウルビーノのヴィーナス>。

一回目はさらっと流してみる。
でもやっぱり目玉作品は見入ってしまった。


きれい・・・

若くて現代的な顔。小顔美人。ほっぺも紅くて唇の端がきゅっと上がっていて。ビーナスは青白い肌の繪をよく見るけれど肌も健康的で柔らかそう。足下にイヌが丸くなっているから安心した。なんで?


あとは覚えているものを幾つか。
ポントルモ ミケランジェロの下絵に基づく> 私の脚にそっくり!でも解説には男性的な体と書いてある。悲し。
キューピッドを鎮める賢明> カーテンを開けようとしているキューピッドをヴィーナスが止めている。このヴィーナスも人間らしくて美人で、見かけないシーンの繪だったので。
家具にかかれた絵も立派で、美術館で見るならいいけど自分の家にはあわないなあと変な事ばかり考えていた。


薬師寺展>は思ったほど混んでいなかった。
道路の観光バスの列を見たときは、入る前からうんざりしていたが、中の人々は適当に散らばっていたようだ。


入るなり国宝が堂々と展示してある。
(私は仏様を見るのがわりと好きだ。うんちくは覚えられないから、見るだけ。)

目玉はやはり日光月光菩薩様。
仏様の後ろは光背があるから普段は後ろ側は見られない。背中の肉付きが見られるなんて。弾力のありそうな肉、ウエストはきゅっと締まっている。間違っても猫背にはならなそうなステキな背中だった。


歴史の教科書にも出てくる東塔の水煙も見えた。
おっ!ほんもの!?と一時興奮したが、まさか塔からはずして持ってこられるわけもなく、芸大生によるレプリカ(制作途中)だった。


帰りに図録を夫に買おうと思ったけれど、重そうなのでやめた。ごめん。
その薬師寺東京別院では写経ができるらしい。
昨年叔父が亡くなったとき、般若心経くらいあげられれば・・と思ったので、そのうち供養もかねていってみようと思っている。